HAVRMの空空活動誌

「空空」は「うつらうつら」と読むらしいです.まぁ常に寝不足なもんで...

G-Tuneの修理記録 -2/4- ~ファン交換~

こんにちはHAVRMです.
更新できてなかったG-Tuneの修理記録について書いていきます.

この前のやつで言っていたようにG-Tuneのファンがもう限界でうるさいわ,冷却できてないわでどうしようもなくなっていた.
havrm.hatenablog.com

ということでファンを購入し,交換した様子をまとめたいと思います.とは言っても購入してから組み立て終わるまで,このG-TuneのCLEVO社での型番は本来「W230ST」なのに「W230SD」と勘違いして作業していますw


ファンの購入

まぁ,まずは交換する前に新しく組み込むファンを購入しましょう.購入するには型番が必須です.
ということで取り出します.

ファンの取り出し

取り出すにはPCを分解しないといけません.
分解の手順はいたって簡単で裏のねじを4本取るだけです.なんなら気づかないうちになくなっていて2個,1個になっているかもしれません.
ねじ止めが塗って有るっぽいんだけど何でかな...

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G-Tune裏ぶた止めねじ


まあともかく分解しましょう.
あ,分解の前に必ず,電源線とバッテリーを抜いてください.
4本のねじは下の4点です.
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G-Tune裏ぶた止めねじ箇所
なんか裏に貼ってある四角いものは冷却シートです.たしかノジマで買った4枚セットのやつでシール側から逆側にのみ熱を伝達するようなものだった気が...
もう一個は充電ケーブルの変換部に貼ってある.


ねじを取ったあと,上の画像の左側に指を入れれそうな凹みがあるからそこに指を入れて裏ぶたを持ち上げるようにすると裏ぶたが取れます.
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G-Tuneの中身
裏ぶたを取ったあと,ファンが見えるのですが,詳細な型番は裏側にあるのでわかりません.ということでファンを取ります.
説明書にはヒートシンクからはずしていくように書いてありますが,めんどくさいのでヒートシンクをつけたまま分解します.
ファンは上の画像のでしるしをつけた3点で固定されています.これまたねじ止めがされているようですが気にせずはずしましょう.簡単に外れますw
ねじを取りきったあとはコードを抜きますが,ロックがあるタイプではないなので引き抜けば抜けます.
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ファンのコネクタ位置
はずしたあとファンを取るだけですが,ここで注意です.
ファンとヒートシンクには空気がほかに漏れないよう,ファンの吹き出し口とヒートシンクのフィンの間を黒いフィルムみたいなもので覆っています.そのフィラメントはファンとヒートシンクに片側づつ付いており,上の画像のヒートシンク(銅っぽいやつ)にかぶっている黒いのがヒートシンクについている方です.ファン側についているものはヒートシンクと基板の底面の間に入るようになっています.なので持ち上げたあと,引き抜くように動かさないと引っかかり,うまく取れません.
ということで取り出し完了です.
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G-Tune内蔵ファン

ファンの選定

ということで無事ファンを取り出せたのでファンの型番等確認しましょう.

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内蔵ファン詳細
ということでADDA社のAB7905HX-DE3でDC5V,0.40Aで動く物のようです.
ということで早速Amazonで検索.
いくつか出てきた中から当時一番安い物を選びました.↓

きちんと梱包↓されていていたのですが,レビューにある通り正規品ではなく,互換品でした.(買ったときにはこのレビューはなかった)

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届いた交換用ファン

ファンの比較

とりあえず比較してみます.

外観

2つ並べてみるとこんな感じです.

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左:もともとのファン 右:新規購入したファン
パッと見てわかるのは新規購入のほうが圧倒的にケーブルが長いです.写真にはないですが,ケーブルはファンの外側を1周できるぐらい長いです.
あと,よく見ると空気の取り込み口の形状が微妙に違います.もともとの方は完全な円ではなく,一部広がっています.どっかのブログで読んだ気がするけど,確か完全な円ではなく,広がっている方が風量?が増える?かなんか?書いてあった気がするからそれの関係かな?
最後はまあ,言うまでもないですが,新規購入の方がきれいです.

性能や型番

今回買ったファンには以下のように記載されていました.

  • 商品名:QUETTERLEE
  • 型番:Tong Xing Fan
  • DC5V
  • 0.28~0.50A



まあ,元のやつの性能は含んでいるし(0.40A),コネクタ形状も同じだったからいいのかな?

動作確認

ということで動作確認です.
USBから5Vを出して回してみました.
もともとのファン↓
youtu.be
新規購入したファン↓
youtu.be
うんうん,両方音が鳴っているけど,古い方はベアリングがちゃんと機能してなくて軸が振動しちゃっているんだね.
っておいっ.新規購入品まで音が出ているのは何でだよ!
ということで新規購入品を調べたところ,羽とモータの間にあるスペーサが高すぎて(元のものにはなかった),羽がふたに当たってる?

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新規購入のファンの内部
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もともとあったファンの内部
ふた自体がなんか変形しているから,それを治してもまだ鳴る...
でも見た感じすれるほど近いわけじゃないような...
うん?なんか空気吸い取り口の付近だけ高くなっている?
ということでふたのねじ3箇所をはずしてみたところ...
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新規購入ファンのふたを取ったところ
ばりとりされてねー!
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新規購入のファンのふた(加工前)
一応,「ばりとり」というのは加工後にでる削り残しとか(ばり)をやすり等で削ってなくす作業で,これをすることで部材の端をきれいにし,怪我も防ぐ.
多分この部材プレスで加工したと思うんだけど,内側にばりが残っているせいでそのばりが羽にこすれているみたいだ.

ファンの追加工

ということでばりとりじゃ~!
やり方は簡単

  1. ふたを固定しているねじ3つをはずす
  2. ばりとり工具でばりを削り取る
  3. ねじを締めてふたを固定しなおす



ついでに使ったばりとり工具はこの工具
store.shopping.yahoo.co.jp
ねじの取り外しには百均で買った眼鏡のねじ用のドライバーを使った.
わかりにくいけどアフター

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新規購入のファンのふた(加工後)
さらに試運転
youtu.be
うん,問題なさそう.

ファンの組み込み

ということでファンの動作もよくなったし,組み込むとするか.
元のファンはアセテートテープみたいなのでコード固定していたからそのテープを再利用して同じように固定する.

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元のファンのコードの固定の様子
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新ファンのコードを固定
元のファンについていた黒いフィルムはうまく剥がせなさそうだったので,とりあえず無視して組み込む.
ファンを入れるところは下の図のようになっているから,上の黒いフィルムをはさまないようにしながら挿入する.
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G-Tuneのファンソケット
で固定するんだけど,ここでまた問題発生.
ねじ穴がずれている...orz
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ファンのねじ穴のズレ
これまたレビューに書いてある(もう一度言うが,買ったときにはレビューはなかった).
まあ,ずれているがねじ2つで固定できるから大丈夫だろう...
ということではめ終わりました.
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ファンの挿入終了
やっぱりコードが長い...
とりあえずmSATAの空きスロットで迂回させて収めれた.
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ファンのコードのパス
ここまででファンの修理は終了.引き続きキーボードの修理に移る.