HAVRMの空空活動誌

「空空」は「うつらうつら」と読むらしいです.まぁ常に寝不足なもんで...

2022年7月上旬イタリアに行ってきました Vol. 1 ~コロナ禍による日本からの出国・帰国について~

皆さんこんにちは.HAVRMです.

少し書くのが遅くなりましたが,7月上旬に出張でイタリアに行ってきました.
その時の旅行についてはそのうち書くつもりですが,先に面倒なコロナ禍における出入国の手続きについて記事を書いておこうと思います.
言った場所はイタリア北東部(半島ではなく,大陸部です)のウーディネ(Udine)という都市(フリウリ=ヴェネツィア・ジュリア州トリエステに次いで人口の多い都市)です.日本ではあまり有名ではないですが,歴史のある古都になります.詳細はWikipedia
ja.wikipedia.org

日本からウーディネに行くにはベネツィア空港かトリエステ空港からトレニタリアという鉄道会社(日本でいうJR?)の快速列車で行くのがいいですが,飛行機の運航本数等からベネツィア経由が簡単だと思います.
この辺りの話も別の記事で書くつもりです.

2022年7月上旬にヨーロッパへ旅行・出張する上で問題となるのは以下の2点でした.

  • コロナ禍による制限
  • ロシアのウクライナ侵攻による影響
  • 異常な円安

ロシアのウクライナ侵攻による影響でロシア以外の航空便はロシア上空を飛行できなくなっていました.そのため日本から欧州へ飛行する際の最短経路である北極圏を通るルートを使えず,またそれによる飛行時間の変更もきちんと考慮されていたか怪しい状態でした.特に普段使っているJALは結構混乱していてサイトを見てもわからないので電話で確認みたいになっていたと思います.異常な円安は当時ユーロに対して日本円が149円とドルほどではないにしろだいぶ円安が進んでいました.特に一番高い時期にもろ被りしたので相当高く感じました...

本記事では上の内容ではなく,コロナ禍による制限について書いていこうと思います.

なおこの記事は2022年7月上旬時点での情報をもとにしているので最新情報はきちんと確認してください

なお準備の際はグローバルWiFiのサイトがよくまとまっていてわかりやすかったです.
townwifi.com

各国についてそれぞれまとめてあるのでわかりやすいです.

出国前の準備

今回の旅行に限って言えばイタリアへの入国・移動・生活等でほぼ制限がなかったので問題にならなかったことが多いですが,それらもまとめて書きます.

(必須)FFP2マスクの準備

一時期ヨーロッパではマスク義務化という話もありましたが,当時は義務化はほぼ解除されていました.この「ほぼ」というのは医療機関や公共交通機関等リスクの高い場所での着用が義務化されていたためです.しかもマスクのタイプ?も決められていて,それがFFP2規格になります.日本で使われている布マスクや不織布マスクもこの規格に適合しなければ使えません.このFFP2対応マスクは通常日本では売っておらず,専用の箇所やオンラインで購入する必要があります.私はAmazonで20枚セットを購入しました.
www.amazon.co.jp
買ったのは白色でしたが表にFFP2の認証を受けているというのがはっきり書いてあってその点で安心でした.日本に帰国するまではこのマスクを使っていましたが,普段使っている不織布マスク(花粉症だったのでコロナ前から愛用していました)よりも息は少ししにくかったと思います.

マスク外観(未開封

(推奨)イタリア版COCOA「Immuni」のインストール

イタリアにも接触確認アプリがあり,それをインストールしてから行くよう推奨されています.ただこの接触確認アプリですが,どうもiPhoneでは2種類を同時に使えないようでImmuniをインストールし起動時にCOCOAを止めるか聞かれた記憶があります.その時はCOCOAを停止し,Immuniを適応し,帰国後にImmuniを削除,COCOA接触確認アプリとしてiPhoneに登録しなおしたと思います.iPhoneでは「設定アプリ>接触通知」で設定項目があります.

(当時不要)ETIAS(欧州渡航情報認証制度)への認証(渡航1か月前までに)

2023年度から本格的に始まる事前認証制度ですが,一部の国では始まっています.当初調べた際,イタリアでこの適用がすでに始まっているか不明だったのでとりあえず登録したところ,イタリアへの入国の項目(確か国ごとに選ぶようになっていたと思います)がなかったので問題なかったことが判明しました.詳細はこのサイトに書いてあります.
etias-web.com

(当時不要)グリーンパス(渡航2週間前までに(目安))

グリーンパスとはワクチン接種証,治癒証明,陰性証明のどれかのことで,当時の入国時には不要でした.ワクチン接種証明については帰国時も必要になるのできちんとした書類でほしかったが,即日発行可能なデジタル証明(アプリで取得)はマイナンバーカード必須(まだ作っていないんです...)で,紙のほうは自治体にもよりますが,私のところでは2週間程度と渡航には間に合いませんでした.なおマイナンバーカードは1~2か月とさらに長いです...ただ現地で求められることも,帰国時にこの正式な書類がないからと問題にはなりませんでしたが,海外でワクチン接種証明書が必要な時に,日本国内で使えるワクチン接種証明書(ワクチン接種時に届くクーポンにシール等貼ってもらうもの,下画像)は使えないと考えたほうがいいと思います.

(国内のみ)ワクチン接種証明書

ただ帰国時のMySOSへの登録等で必要になるので海外用のものや電子の接種証明書を手に入れれなくても,この国内用のワクチン接種証明書を持っておく(あるいは写真で撮っておく)ようにしましょう.

帰国時の前準備

帰国時に必要となる陰性証明書の取得については日本にいるときから準備したほうがいいです.詳しくは帰国時の準備で書きます.とくに帰国時に必要となるアプリは念のため国内でインストールしたほうがいいです.「MySOS」とかはインストールできないと大変なのでしておいた方がいいです.どうもアプリストアが日本のままだとイタリアでアプリがダウンロードできないみたいです.念のため入れようと思った「Teams」がインストールできませんでした.

そのほか

当然このほかにも海外旅行する上でいろいろ準備することはありますが,それはまた別の記事で.これ以外にも何か思い出せば追記します.

日本出国時

出国については特に何も問題はありません.コロナ前と同じでした.デジタル化が進んでいるので無人のパスポート確認をされるのでパスポートにスタンプが必要な人は無人のゲートを過ぎた後に係員がいるのでそこでスタンプを押してもらいましょう(個人的には日本の係員の人は海外と比べて少しこわめに感じます.警備という面が強いからだと思いますが,他国でのフレンドリーさも少しはあってもいいのではないでしょうか).

イタリア入国時

トランジットとかもありましたがそれもまた別のk(ry
イタリア入国の際も認本のパスポートは電子認証に対応しているので電子認証対応のゲートでそのまま入国できました.この時もスタンプを押してもらうためにはゲート後にいる係員さんにお願いして押してもらう形になります.

帰国前の準備

一番大変な帰国前の準備です.陰性証明書の取得,入国時検査の簡易化のためのMySOSへの登録,税関手続きのオンライン登録等やることが多いです.順に書いていきます.

陰性証明書の取得

陰性証明書の取得については有名な観光地ではいろんな観光会社や航空会社がツアーのような形で日本語対応ガイド付きでサポートしてくれるのもあります.時間がある場合はこの方法でもいいと思いますが,結局結果まで最長48時間かかるのは結構な壁だと思います...72時間以内の検査で結果がわかるまで48時間なので3日前に受けるしかないような気がします...
それもあって私はすべて自分で行いました.
日本への帰国時には出国前の72時間以内に日本政府指定の方法で陰性証明書を取得する必要があります.乗り継ぎ時に1泊する場合等はいろいろ変わることもあるのできちんと調べるようにしてください.この指定された検査の方法は以下の通りです.

  • 核酸増幅検査(NAAT: Nucleic Acid Amplification Test)
    • PCR法(Polymerase Chain Reaction)
    • LAMP法(Loop-mediated Isothermal Amplification)
    • TMA法(Transcription Mediated Amplification)
    • TRC法(Transcription Reverse-transcription Concerted reaction)
    • Smart Amp法(Smart Amplification process)
    • NEAR法(Nicking Enzyme Amplification Reaction)
    • 次世代シーケンス法(Next Generation Sequence)
  • 抗原定量検査(Quantitative Antigen Test(CLEIA、ECLIA))※抗原定性検査ではない

また検体についても制限があり以下の検体が有効とされます.

  • 咽頭ぬぐい液(Nasopharyngeal Swab)
  • 鼻腔ぬぐい液(Nasal Swab)※鼻腔ぬぐい液検体は核酸増幅検査のみ有効
  • 唾液(Saliva)
  • 咽頭ぬぐい液・咽頭ぬぐい液の混合(Nasopharyngeal and Oropharyngeal Swabs)

詳しくは厚労省のサイトに書いてあります.
www.mhlw.go.jp

通常,行うのはPCR検査だと思いますが,PCR検査は結果が出るまで時間がかかり,通常48時間となっていることもあります.48時間といってもぴったり48時間後とかではなく,48時間たった後の夜とかのこともあるので本当に72時間前に受けないと間に合わないことがあります.さらにその72時間前に外せない用事がある場合は詰みます(自分の場合はそうでした).またベネツィア空港周辺での陰性証明書の発行についての記事はこのサイト(ちょうど1年前の記事になります)しかなく,何もわからない状態でした(できれば受けた病院の名前を書いてほしかった...).
withnews.jp

もともとベネツィア空港で旅行者向けの検査を行っていることはわかっていたのですが,詳細がわからず,到着日も土曜日で検査をやっていないので詳細不明のまま問い合わせることになりました.Yahoo知恵袋にベネツィア空港に検査についてのサイトがあると書いてありましたが,現在Yahoo系のサイトはヨーロッパで使えないのです...

Yahooはヨーロッパでは使えない...

そこで検索結果にぎりぎり表示されていたリンク(検索時に内容を簡単に表示されてるところに書いてありました)を直打ちして検索し,ベネツィア空港で行っている旅行者向けの検査についてのサイトにアクセスしました.
https://www.veneziaairport.it/en/info-and-assistance/swab-test-covid-19.html

ベネツィア空港では「Centro di Medicina」と「Villa Salus」と協力して検査しているようで,このうち旅行者向けのPCR検査を行っている「Centro di Medicina」に連絡を取りました(サイトに書いてある「flysafe@centrodimedicina.com」のメールアドレスです).このあとのやり取りは次の順で進んでいきました.

  1. まず「日本人であること」「日本の入国制限についての説明(特に日本政府のフォーマットに記入してもらえるか)」「帰国便の時間」を送り,問題がないかを確認

    日本政府のフォーマットというのは陰性証明書に必要な情報を網羅しているフォーマットでこれに記入すれば問題ないというものでした.とくにチェック項目式になっていたので記入漏れや異なる方法での検査を防ぐという意味でこのフォーマットに書いてもらえるかは,正しい陰性証明書をもらえるかの大きな決め手になると思います.情報がすべてあれば問題ないのですが,独自フォーマットの場合情報不足で帰国できないという事例が相次いでいたみたいです.航空会社のスタッフにアドバイスをもらってもう一度検査を受けなおしたという例もありましたが,ベネツィア空港には日本人や日本語に対応したスタッフなどいるとは思えない(特にコロナ禍の今では)ので問題があった時の対応が難しいというのもありました.

  2. ベネツィア空港の1階で複数の検査をやっているとの回答,結果はオンラインシステムまたはメールにて送付とのこと
    1. QUICK ANTIGENIC SWABS(€35,10分)
    2. PCR MOLECULAR SWABS(€122,当日夕方)
    3. PCR MOLECULAR SWABS(€102,翌日夕方)

      最初の「QUICK ANTIGENIC SWABS」はいわゆる「抗原検査」で不可です.それ以外の2つが適応されるのでこれについてさらに「夕方とは何時ごろか」「証明書のデジタルフォーマットは何か」を聞きました.デジタルフォーマットについて聞いたのは先ほどの厚労省のQ and Aにある「検査証明書は、紙(写しを含む)、電子媒体どちらでも、「検査証明書へ記載すべき内容」が満たされていることが確認できる場合は、有効とします。ただし本人が記載内容を変更できる可変媒体(ワード、エクセル、メール本文など)(中略)は、無効とします。」に影響されるからです(「など」ってなんだ.メールはそもそも内容変更できるのか?それができる人ならPDFでも変更は簡単だろう.ということは可変じゃない媒体ってなんだ).

  3. 当日結果は17時以降,翌日結果は16:30以降に結果をPDFで送付,予約については「covid@centrodimedicina.com」からお願い

    ということなのでそのメールアドレスに再び最初に送った内容とほぼ同じ内容に追加し,受けたい日付と受けたい検査(当日結果のほう)をお願いしました.というのも,出国便は夜の便でしたが,帰国前日しか予定が空いておらず,検査結果の送付が遅くなった場合間に合わなくなる可能性があったためです.

  4. 予約用の書類と検査場の案内

    この段階で初めて検査場が空港ではないことを知りました.向こうが提示した3つの検査場(病院)で受けることになりました.場所はMestre(ベネツィア空港のすぐ近く,ウーディネから快速電車で2時間),Conegliano(ウーディネとMestreの間,ウーディネから快速電車で1時間),Villorba(ウーディネからベネツィア空港の反対方向,快速電車で1時間弱)の三カ所でウーディネから電車が近いのはVillorbaでしたが,駅から遠く,バスを使う気になれなかった自分として,まだ駅から近いConegliano(徒歩30分)を選びました.バスについては乗り方が日本と違いすぎてよくわからなかったので,現地での交通手段は電車or徒歩でした...

  5. 予約確定(11:45に決定)

ということで当日,11:30ぐらいに窓口に言ったら「11:45まで下の待合室で待って,時間になったらもう一度来てくれ」と言われました.日本だと予約時間は「それまでにいる」時間ですが,イタリアだと「その時間に来る」になるのですね(本来の意味ではそうだけど...).
改めて11:45ぐらいに窓口に行って手続き(個人確認や料金の支払い(前払いです)等です)をしたのですが,窓口の方の英語のイタリア訛りがすごくて(というよりイタリア人の英語はイタリア訛りがきつくて英語に聞こえません...),理解するのにすごく苦労しました.またパスポートを「ドキュメント」と言われてとっさにわからなかったです...
その後診察室?の前で待機し(他の人は紙に記入していましたが,自分はすでにメールで送信した内容なので不要のようでした),呼び出し(イタリア語で呼ばれたのでわかりませんでしたが,看護師の方が来て確認してくれました),検査をして終了です.終わったら会計も終わっているので何もする必要もなくそのまま帰りました.

検査結果は当日の19時過ぎに判明し,病院のフォーマットと日本政府のフォーマット(一番欲しかった日本語/英語版)のPDFをメールでいただきました.そのPDFをホテルで印刷してもらい,搭乗手続きを行いました.またMySOSにもこのPDFファイルをそのままアップロードして登録したと思います.

MySOSへの登録

MySOSへの登録に必要なものは次のものです.詳細は専用サイトで確認してください.
www.hco.mhlw.go.jp

  • 陰性証明書
  • ワクチン接種証明書
  • パスポート(番号が必要)
  • 帰国便の情報

帰国便の情報について,自分は乗継便があったので日本に到着する便で記入しました.またワクチン接種証明書は日本国内で使えるワクチンクーポンに貼られるもので大丈夫でした.必要事項を入力してまてば無事審査が完了して青画面(イタリアは自宅隔離等不要でした)になり,無事申請が終了しました.このあとは税関関係のデジタル手続き「Visit Japan Web」を行います.

Visit Japan Web

「Visit Japan Web」は「デジタル庁が提供する、海外からの入国者(海外から帰国する日本人も含む)が入国時に検疫・入国審査・税関申告の入国手続等を行えるウェブサービス」ですが,空港が限られているのと,実際に使えるのは税関手続きのみとちぐはぐなサービスです.詳細は以下のサイトにあります.
www.digital.go.jp

これについては帰国時に見てみましたが,MySOSは登録してない人のほうが少数派でしたが,これに登録している人は本当に少なかったです.機内で書かされる税関関係の書類を書かなくていいのは楽なのですが,搭乗員が知らないのはともかく,税関の係員がよくわかってないのはどういうことでしょうか...税関前の広い場所にいる案内の人はわかっていましたが,せっかくデジタル手続きしているのに,専用の端末で承認された後,特にレシート等も出ず,そのまま税関の通常窓口でデジタルで申告済みと口頭で言って,手続きを行う.しかも係員がよくわかってないと逆に時間がかかり,なんか申し訳ない気になりました(羽田空港だったのが悪いのかもしれませんが...).一応デジタル専用のレーンも作ってありましたが,あけてない状態でした(いや,なんのためのオンラインサービスだよ)...端末を通す時間分無駄にした気がします...

MySOSからデータを引き継げるので,データ引継ぎを行い,不足情報を記入し,申告します.内容は税関通過時に見せる紙とほぼ同内容だったと思います.

(不要?)便への搭乗意思の表示

航空券の購入時に帰国便については乗る意思を伝えないと予約取り消しになる可能性があると言われましたが(今回乗ったのはターキッシュエアラインズです),サイトにもどこにもそんなことは書いてなかったのと,ベネツィア空港にはターキッシュエアラインズの窓口はチェックイン時間しか開いてない(というよりベネツィア空港では?各空港会社の窓口は必要な時間しか開いてない)のでオンラインチェックインを途中まで行っていました(最後までやらなかったのは陰性証明書の確認があるはずなのでその前までの手続きを行っていました).結局は不要だったみたいですが,よくわからないので気を付けてください.

帰国便のチェックイン・搭乗手続き等

チェックイン時に窓口で航空券の発券と陰性証明書等の確認を行いました.周りをみても日本人は私だけみたいで,窓口の人も日本の入国の制限に戸惑っていました.陰性証明書(印刷したのはここで役立ちました)を渡して,窓口の人が一項目ずつチェックを行い,「MySOS(「マイゾス」と発音してました)への登録は済んでいるか」と聞いてきたのでアプリ画面を見せて無事発券できました.この後は普通に出国(なぜかデジタル認証の窓口が開かなかったです...)し,搭乗し,帰国しました.搭乗の際は陰性証明書の確認等はされなかったと思います.当然パスポートはチェックされてます.

入国審査@羽田空港

ココからまた日本の微妙にデジタルにかつ効率的にできないところが出てきます.
降機後まず検疫を受けるのですが,第3ターミナルの端(税関の反対側です)にコロナ対応した検疫所があるのでそこまで歩きます(自分のメモによると10分ぐらいかかってます...).通路をテープで半分に検疫前と検疫後を分けているので当然動く歩道は使えません.各所に警備員がいて誘導していました.検疫所ではMySOSで申請が完了しているかで分け,さらにMySOSの色(待機等の指標です)で分けられました.青色(待機不要)はとてもスムーズですぐ審査が終わりました.画面を出して,QRコードを表示,係員が確認し,それで終わりだったと思います.検閲が終わった後,厚労省公式の紙(!)を渡され,そのまま通路を逆戻りし手荷物受取,税関へ進みます.
税関ではさっき書いたように「Visit Japan Web」の意味がない感じでしたが,通常の税関と同じだったと思います.

まとめ

どうだったでしょうか.イタリアでの陰性証明書について,ローマ等では結構書いてあったりしますが,ベネツィア周辺はほとんど情報がなかったので,今後ベネツィアや海外に旅行に行く人の助けになればと思います.今回は出張だったので観光はそれ以外の時間で行いましたが,ベネツィアといった有名な観光地の他に,ウーディネやコネグリアーノ(Conegliano)といった歴史ある街も観光できたのでまた後程,続きの記事で書こうと思います.

※追記
じつは家庭内感染でコロナにかかりました.この記事を書いたのは発症から4日目で発熱の症状が落ち着てからです.一時39℃まで体温が上がり,結構つらかったですが(考えてみれば3日目なので昨日ですね),4日目の今日には平熱に戻りリハビリも兼ねて書きました.ほぼ1週間前から家庭内で感染が始まり,それ以降は発症前に急ぎだった自販機でのアクエリの購入と郵便物の投函以外は外に出てないです.飲食物については近くにスーパのオンライン注文サービス(コロナ前からあった)を利用して購入しています.自宅療養になると飲食物は自分で購入しないといけないのに,不要不急の外出ができない(不要不急に買い物が入っている...)のでこういったサービスが受けれない地域では自宅療養期間に即した食料の備蓄を備えたほうがいいと思います.なお平熱に下がったとはいえ,いまだのどの痛みや咳は続いています...