HAVRMの空空活動誌

「空空」は「うつらうつら」と読むらしいです.まぁ常に寝不足なもんで...

日本全国鉄道の旅 13冊2綴目2葉目 ~那智⇒ 紀伊勝浦~ 2023.12.29

こんにちは、HAVRMです。
ということで、帰省2日目のメイン、那智での観光と、書く内容のない紀伊勝浦までの移動です。

havrm.hatenablog.com


ルート,旅程?は次のとおりです。

13冊2綴目2葉目ルート
13冊2綴目2葉目旅程

今回は徒歩が多いので、ルートは実際のGPSログにしています。

なお、参考にしたのは以下の和歌山県公式サイトです。

那智駅

那智駅の駅前には「道の駅 なち」があり、農産物直売所もありました。お昼にはそこでパン等を買い、バス停で食べました。駅前に喫茶店とか食事処はあったのですが、年末ということと、既に夕方というこのもあり、空いていませんでした…なお、那智駅に小型ながらもコインロッカーがあります。そこで荷物を預けた上でバスに乗ります。

那智駅のコインロッカー

熊野御坊南海バス那智駅那智山

まさかのPayPayが使えます。使い方は整理券を乗車時受け取り、支払い時に運転手にPayPayで払いたいことを伝え、QRコードを読み込み、モニターに表示されている金額を入力、確認をもらった上で支払うという手順です。コインロッカーで小銭がなくなっていたので助かりました…

熊野御坊南海バス

最初は下から熊野古道(大門坂)を通って熊野那智大社那智の滝に行くつもりでしたが、よく考えると那智大社が空いてる時間(〜16:30)や日没の時刻(16:56@那智の滝)を考慮し、熊野那智大社那智の滝熊野古道(大門坂)という順で回ることにしました。そのため、那智大社に一番近い那智山まで乗りました。途中、車窓右手に那智の滝が見えたりします。

車窓からの那智の滝

熊野那智大社

那智山のバス停からは表参道を通って那智大社まで行きました。ただ思ったより階段がきつかったので、貸出杖があれば借りていた方がいいです。

那智大社 一の鳥居
那智大社 二の鳥居

その分景色は絶景でした。

那智大社二の鳥居の下からの景色
那智大社二の鳥居からの景色
那智大社

時間が足りなくて入れませんでしたが、那智大社の宝物殿の正面には正月用の大型絵馬が飾ってありました。

那智大社 宝物殿
宝物殿の絵馬(拡大等行ってます)

本殿の隣には八咫烏を祀る神社(御縣彦社(みあがたひこしゃ))があります。八咫烏神武天皇を熊野から大和(奈良の橿原)まで案内し、熊野神社で石に姿を変え休んでると言われる、3本足のカラスになります。日本サッカー協会のシンボルとして使われています。これは日本サッカー生みの親の中村覚之助氏の出身が那智勝浦であることにちなんでるそうです。那智駅前にもモニュメントがあります。

御縣彦社の八咫烏
那智駅前のモニュメント

那智山青岸渡寺

その後、那智大社の隣にある那智山青岸渡寺に向かいました。境内が隣接しているため、間の小さな門?を通るとすぐ本堂に出れます。

那智山青岸渡寺

元々ここと那智大社をまとめて那智山として信仰されてましたが、明治期の仏教と神道の分離化により、僧侶が那智大社から離散させられました。その後残ったお堂を改めて青岸渡寺として使う許可をもらい、後に山門も建てられました。また那智の滝とセットで撮られることの多い三重塔もこのお寺の敷地内で、1581年に焼失後、1972年に再建されました。本堂から那智の滝とセットで見えますし、本堂の横をそのまま道なりに進むと出ます。

那智山青岸渡寺からの三重塔と那智の滝
那智山青岸渡寺 三重塔

なお青岸渡寺からは熊野灘が少し見えます。

那智山青岸渡寺からの熊野灘(山の切れ目)

この後、このお寺の山門を見てなかったので山門まで回り、那智滝に向かいます。

那智山青岸渡寺 山門

那智の滝飛瀧神社

山門付近から九十九折りの道路をショートカットするような形で歩道が伸びてるのでそこを通って降りていきます。那智の滝前バス停を通り過ぎると、飛瀧神社に入っていきます。

飛瀧神社 鳥居

そのまましばらく石畳を降りると那智の滝が見えてきます。

那智の滝

この時間(16:20頃)になると、もっと間近で見れる拝所舞台には入れなくなります(16時までだったはず)。とはいえ、ここからでもしっかり滝を見ることができます。
youtu.be

熊野古道(大門坂)

那智の滝から那智山バス停まで戻り、そこから熊野古道で降りました。というのも、那智の滝前バス停〜那智山バス停間はお土産屋さんが多く、いろいろ買っておきたかったからです。またそこから降りることで大門坂入口から那智大社までの参詣道を歩いたことになるからです。ただ、お土産を買ってるうちに日没になり、どんどん暗くなったので急ぎ目におりました。

那智の滝前バス停付近からの日暮れ

なお、大門坂の入り口は那智山観光センターの脇からいけます。那智大社の参道側から降りましたが、奥の駐車場(那智山バス停)にもありそうでした。

大門坂入り口(那智山観光センター脇)

そのあとは看板通りに進むと大門坂の入り口に着きます。

大門坂入り口

なおここに大門があったため、大門坂と呼ばれてるそうです。
ここから267段、約600m石畳敷が続きます。
ついでに大門坂を降り始めたのは17時頃で大門坂自体もだいぶ暗くなっていました。

大門坂入り口からの大門坂

このあとはひたすら石畳を降りていきます。
よく熊野古道として使われる画像も大門坂のようですね。

大門坂(降り始めて2分程度)

しばらく歩くと熊野古道バス停付近に出ます。そこには大門坂の看板がありますが、大門坂はさらにしたまで続いています。

大門坂の看板

大門坂の杉並木の出口付近に多富気王子跡があり、大門坂の杉並木の出口に夫婦杉があります。

多富気王子跡
夫婦杉(両脇にある大きな杉です)

ここから先は杉並木はなく、色々な建物跡や振ヶ瀬橋や鳥居等があります。

振ヶ瀬橋の鳥居

ここからは道沿いに歩くとバスの通る道に出ますが、そこに大門坂の石碑等があります。

大門坂の石碑

写真は随分明るいですが、実際はとても暗く、iPhone 15 Pro Maxのカメラなのでここまで明るく写ってます。

なお、熊野古道バス停付近まで7分、そこから大門坂バス停までさらに13分で歩いてます。

熊野御坊南海バス(大門坂→那智駅

乗ったバスは紀伊勝浦行きなのでそのまま目的地まで行けますが、追加でお金がかかるし、電車で普通につけるので那智駅で降りてそこからきのくに線を使います。ただ乗ったバスはこの31系統の最終便で、僕以外誰も乗ってませんでした。

那智駅

那智駅に戻ったあとは駅前にある「道の駅 なち」で念のための食料として特産の「マグロのとろ煮」を買いました。そのまま食べれるのでレンジ等なくても食べれます。

きのくに線那智紀伊勝浦

乗った電車はこれです。

きのくに線那智紀伊勝浦

那智駅は海が近く、ホームの窓から綺麗な星空が見えました。

那智駅からの星空(オリジナルサイズ)

ということで、2葉目の那智観光と紀伊勝浦までの移動でした。紀勢本線志摩半島の付け根を日中に通りたいがため、那智観光は夕方〜夜になりましたが、十分楽しめたと思います。
宿泊地についてなどは2綴目背表紙を確認してください。