皆さん,こんばんは.HAVRMです.
本日(9/17)は中秋の名月です(満月は9/18だそうですが).関東は薄雲や厚めの雲が多く,半分あきらめていましたが,23時以降月の周りが晴れてきたので撮影しました.
実はつい最近,Nikonのフルサイズの一眼レフであるD780を買い,それに伴いフルサイズ用のレンズを購入していました.詳しい話はまた別の記事で書くこととして,今回は以下の機材で撮影に臨みました.また今回は速報ということで,カメラのディスプレイで選んだ月の写真と土星の写真のみ掲載します.なお特に細かく比較するとかではないため,画質はいつも通り落としています.
www.nikon-image.com
www.kenko-tokina.co.jp
撮影環境・機材
広めの駐車場ですでに車が止まっており,行き止まりになっているところで三脚を広げ撮影を行いました.三脚は10年ぐらい前に買ったSLIKのSPRINT PRO II 3WAYで,軽いのですがその分揺れやすいものになっています.また撮影時はシャッターを押す振動でぶれたため,リモートレリーズMC-DC2互換機を使用しました.レンズは買ったばっかりであり,保護用のレンズフィルターをまだつけておらず,撮影時にはフィルターなしで撮影しています.
基本的な設定
基本的にはISOを高くし過ぎないように,かつシャッター時間が長くなり過ぎないようにしていました.また月を撮るときは通常通りシャッターに合わせてミラーを動作するモード,土星の時はそれだとブレたので静止画ライブビューでサイレント撮影を行いました.一度PCで拡大してみると月もブレていたのでおとなしくサイレント撮影のほうがよかったと思います(この辺りは三脚の剛性とかも影響しそうですが...).カメラとは特に通信等行わず,レンズを認識しないため,撮影モードがオートだと撮影できません.シャッタースピード等をマニュアルで設定するため,マニュアルモードで撮影していました.細かいところで粗が目立つのは平日なのであまり時間が取れなかったからと,操作が不慣れ(D90からいろいろ変わり過ぎていました...)だからです.
撮影手法・画質
ピントはマニュアルで調整しています.400mmの時はファインダー越しに月にピント,800mmの時は土星の形を目標に静止画ライブビューで画面を拡大し土星にピントを合わせ,FINE★画質(JPEG)で撮影し確認しています(この時シャッターは早いためブレてないのです...).載せている画像は基本的にRAWで撮影し,カメラでそのまま現像したものになります.撮影はオートブラケティング撮影で行い露出を9段階に分けて,低速シャッターモード(3枚/s)で連写(上限を9枚に設定)しています(この連写のせいでミラーの振動が残ったのだと思われます).連写中はリモートレリーズのロックを入れて押し続けるようにしています.
400mmで月を撮影
この時は2Xエクステンダーをつけずに撮影しています.がら撮影しています.撮影時はRAW画質で,カメラでそのまま現像しています.
800mmで月を撮影
この時は2Xエクステンダーをつけています.それに伴い,F値も2倍のf/16となり,暗くなります.位置がずれているのは土星も一緒に取ろうとしたためです(さすがに土星を端で撮ると色収差や歪みが出ていました...).
まとめ
800mmのレンズがあれば土星の形はそれとなく撮影できるということに結構驚きました(改めて調べてみると1,000mmぐらいあればいいみたいなので納得ですが...).カメラの性能もD90からは想像もつかないほどよくなっていました.
できれば近日中にカメラの比較を行った記事を書こうと思います.
(2024/9/19追記)翌日に改めて月を撮影
実は満月自体は翌日の18日の夜でした.また昨日撮影した写真では月がブレていたため,改めて月を撮りなおしました.土星と同様にサイレント撮影にしたうえで今回はシングルシャッターで撮影しています.撮影時はRAW画質で,カメラでそのまま現像しています.
400mmで月を撮影
800mmで月を撮影
比較すると
今回はきちんとブレていないことがわかります.800mmの方で少し左下の海(嵐の大洋)が暗いのはもしかしたら薄雲のせいかもしれません.月のティコクレータ(下部の目立つクレータ)周辺を拡大してみるとシャープさは一目瞭然で2日目のほうがいいです(空気は2日目のほうが少し濁っている気がしましたが...).