皆さんこんばんは,HAVRMです.
先ほど(JST 2024/9/10 02:00~)Apple Eventで発表された内容についてカメラをよく使う観点からまとめます.基本はメモ書きに近いです.iPhone 15のときに続いて2回目です.
havrm.hatenablog.com
- 今回のiPhoneの大きな更新点:Apple Intelligenceに最適化
- Camera Control(専用ボタン)搭載
- iPhone 16($799~/¥124,800)/iPhone 16 Plus($899/¥139,800~)
- iPhone 16 Pro($999/¥159,800~)/iPhone 16 Pro Max($1199/¥189,800~)
- iPhone用のSoCにはA18/A18 Pro
- 価格(まとめ)
- その他気になった点
- 感想
- まとめ
今回のiPhoneの大きな更新点:Apple Intelligenceに最適化
そのために一から設計したとのこと.
これにより画像生成等の生成AIがオフラインで可能となり,大規模のAIが必要な場合はAppleの専用のサーバと通信し,その際のプライバシーは完全に保護さる.
生成AIによって好きな絵文字を生成可能であったり,画像の特徴等の文章から画像・動画を検索可能となる.また通知の際にメール等の内容を要約して2行で表示される機能やSiriが個人のコンテクストを理解し,iPhoneの操作方法の教示等をする機能を搭載.日本語対応は来年以降(準備中)としており,英語は今年中に追加されるとのこと.
Camera Control(専用ボタン)搭載
このボタンでカメラを瞬時に起動し,コントロール可能となっている.このボタンはクリックとタッチ,スライドを認識できて,カメラを使ったAI等の様々な機能(Apple Intelligenceとも接続)を簡単に使用できるようにする.ボタン自体はサファイアクリスタルのコーティングがされており,滑らか.
カメラの使用中にこの機能で操作できる項目に「Depth」があったから,マニュアルフォーカスが写真でもできるようになるのかも?(ビデオではFinal Cut Cameraで可能)
iPhone 16($799~/¥124,800)/iPhone 16 Plus($899/¥139,800~)
搭載SoCはA18で詳細は後述.
広角カメラ(焦点距離26mm)は48MPで,48MPの画像と12MPを合わせてクオリティの高い24MPの画像を生成が可能(Fusion Camera?).また超広角カメラ(焦点距離13mm)は12MPとなっており,従来より2.6倍明るくなっている.ただ発表中に流れた写真から暗い時はある程度画質が落ちるかもしれない(いわゆるISOの感度が高いことによるノイズ).説明上は4つのレンズ(接写,0.5x,1x,2x)の代わりになるとは言っているけど,実質2つ(2xを光学ズームと取るか,デジタルズームと取るか).空間動画と空間写真の両方を撮影可能になったものの,結局見れるのはApple Visionのみのままだと思われる.これに対応するためにカメラの配置を縦に戻したと考えられる.またビデオ中のマイクに入る風切り音も低減できるようになっている.
iPhone 16 Pro($999/¥159,800~)/iPhone 16 Pro Max($1199/¥189,800~)
搭載SoCはA18 Proで詳細は後述.
広角カメラ(焦点距離24mm)は48MPで,iPhone 16と同様にFusion Camera機能搭載.また超広角カメラ(焦点距離13mm)も48MPに高画質化した.望遠レンズはPro/Pro Maxともに5倍の120mmとなった.大きな変更点は4K 120FPS(これまでは1080p 240FPS,4K 60FPSまで)に対応し,高画質でスロー動画が撮影できるようになった.これにより再生速度を数パターンに指定可能となった.うれしいのは超広角カメラが高画質化したことで撮影する選択肢が増えた.また4Kで120FPS対応になったのもうれしい.ただ個人的には月を撮りたいために望遠の方を48MPにしてほしかった.ただCamera Controllでマニュアルフォーカスができるのなら問題はない(実は動画であればしっかり撮影できる)のかな.またマイクについても大きく性能が向上.
iPhone用のSoCにはA18/A18 Pro
結局A17を搭載したiPhoneは出なかった...?iPhone 15はA16で,iPhone 15 ProはA17 Proとここ最近番号を飛ばすことが多々ある.今回はApple IntelligenceのためにNPUを向上させる必要があったのだろう.
A18(iPhone 16/16 Plus)
※比較対象はA16
A18 Pro(iPhone 16 Pro/Pro Max)
※比較対象はA17 Pro
価格(まとめ)
- Apple Watch Series 10 $399~(Cellularは$499~)
- Apple Watch Ultra 2 $799~
- AirPods 4 $129(Active Noise Cancellation付は$179)
- AirPods Max $549
- AirPods Pro 2 $249
- iPhone 16 $799~(128GB~)
- iPhone 16 Puls $899~(128GB~)
- iPhone 16 Pro $999(128GB~)
- iPhone 16 Pro Max $1199(256GB~)
その他気になった点
Apple Watchでの睡眠時無呼吸症候群の検知
発表されたSeries10だけでなく,Series9,Ultra 2でも使用可能となる予定.夜間に振動を検出し,30日に一度まとめて解析することで危険性を通知.
WatchOS 11はオフラインマップに対応(Ultra 2の発表中)
iPhoneの電源が切れていても道案内機能を使える
Apple Watch Ultra 2はサファイアガラス
高級時計にも使われるガラスでこれまで傷がついたところを見たことがない.
聴覚検査がAirPods Pro 2とiOS18で可能に
AirPods Pro 2とiOS18で中程度の難聴まで補助可能に
会話や映画,音楽等必要な音量を適切に強調する.臨床グレードのもので日本での認証も取得予定
感想
iPhone 15 Pro Maxにしかなかった5倍ズームがiPhone 16 Proに搭載されたのは素直にうれしいです.5倍ズームはとてもよかったのですが,本体が大きく,少し邪魔な気はしていました.ただ,円高の影響がどこまで出るのかでこのままiPhone 15 Pro MaxがいいのかiPhone 16 Proに変えるかは少し悩みどころ.また容量によって保存できる動画のフォーマットが変わったことがあったのでそこも注意する必要がありそう(公式サイトを見た感じでは特に書いてないのでそういった縛りはないのかな?).また放熱についてもある程度向上しているようでうれしいです.今年の夏は暑く,ポケットの中でもiPhoneの温度が上がり過ぎて,カメラアプリがラグるなどの影響が出ていたのでそれが改善されるならうれしいです.